vol.10を終えて
『why me?』vol.10
〜オジドルのハードル〜
が終演した。
ご来場いただいたお客様
ご声援をくださったお客様
本当にありがとうございました。
season2
vol.1〜9をseason1、
vol.10からをseason2と便宜的に分けた。
区切りをつけることで中弛みやマンネリを防ごうという狙いだ。
season1ではとにかくクォリティ向上に拘った。
何せ前例や見本が無いのである。
手探り状態でやっていくしかなかった。
そしてseason2では引き続きクォリティ向上に取り組みながらも、同時に認知拡大に取り組んでいきたいと考えている。
アナログ人間であるぼくがいよいよSNSを積極的に使用する時が来た。
これに関しては追って報告をさせていただきたい。
自縄自縛
今回vol.10に臨むにあたり、vol.1〜9までの過去回を全て見返した。
これには恐ろしく時間を要した。
自分の未熟さに赤面し、一時停止と再生を何度も繰り返した為である。
念の為記載しておくが各回のゲストの方々には、舞台に立っていただいた事への敬意と謝意こそあれ、後悔や不満その他のネガティブな感情は一切存在しない。
赤面の理由は単にぼく自身の力不足ゆえである。
そしてぼくは自分の幾つかの悪癖に気付いてしまった。
その中の一つに
“ゲストの方をコントロールしようとしている”
というものがあった。
この『why me?』の企画を始めようと思った時、ぼくは5分以上の即興のシーンを演じた事が無かった。長尺の芝居を演じる為の引き出しを増やす為、そしてその不安を減らす為にぼくはシナリオ(映像作品の際に用いられる台本)を学び、物語の構造というものを理解していった。
そうして「即興芝居の役者」から「”物語の構造を知っている” 即興芝居の役者」へとレベルアップを遂げた。
しかしこれは必ずしもぼくに恩恵をもたらすものではなかった。
物語の構造を知ってしまっているが故に、ゲストをコントロールしようとしていたのである。
「こっちにいった方がおもろいやろ」という想いが先行し、ゲストの一挙手一投足を無視して進めてしまっていた。ゲストは多くのヒントをくれていたというのに。
これに気づいた時、ぼくは恥ずかしさのあまり自分の住むマンションの屋上から飛び降りようとしたが、幸い屋上が存在しなかった為、事なきを得た。
vol.10へ
ぼくはゲストをコントロールする事をseason2では止めようと強く誓いvol.10へ臨んだ。