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『why me?』vol.11
「ふじことバナナの進化論」が終演した。
気づきを書く
制作面
●今回久しぶりに昼公演にしたが、ご来場者数が70名と伸び悩んだ為、やはり夕方公演の方が多くのお客様にお越しいただけそう、というひとまずの結論。昼公演だからこそご来場可能だった方々も一定数いらっしゃったようなので完全ナシにはしない方向で
●みんな大好き、『why me?』の六角形オシャレDMを制作してくれていたかおりんが、この業務に関しては今回で卒業。次回からDMをどうするのか考えなければならない。ウケる
●「YouTube見てます!」という声を数名のお客様から頂いた。こういう声援は本当に助けられる。もっと聞きたい。本当は全然見てなくても大丈夫なので。
クォリティ面
●ここ何回かの公演で自分の中で及第点に達するようになってきている。自分の理想にようやく自分自身が追いついてきた感覚。
これは「即興芝居×動画」企画により、どうすれば面白くなるのかを考える時間が増加した事が要因の一つであると推測。
昔の回を見返すと、物語が破綻していたり、ゲストへのケアが欠如していたりと、能力があまりに低すぎる自分に対して嫌悪感を抱く。
にも関わらず、その頃から何度も見にきてくれているリピーターのお客様がいらっしゃる。多謝。クォリティで応えていきたい
●今回僕は、愛をストレートに伝えるチンパンジーと、好意を積極的に伝えられない管理職という2つのキャラクターを演じる事になったが、『why me?』をもっと面白くする可能性が眠ってるのは多分この「キャラクター造形」のところであるのだろうと、強い可能性を感じた。掘る。
●今回、演じながらもテーマを把握しつつ、そのテーマに沿って物語を展開させる事ができたのは、直前に荒木飛呂彦先生の『新・漫画術 悪役の作り方 (集英社新書)』を読了していた事が功を奏していた。
テーマがブレなければお客さんは何を見ればいいのかがわかる。演じ手もキャラクターの言動を決める事ができる。今回はわかりやすいテーマだったので助かったけど、演じている最中に物語のテーマを把握する能力は優先順位高く身につけるべき能力のひとつ
●「イマココ」に存在せず頭で何かしらを考えている状態で、相手からのセリフを聞けてないまま次のアクションやセリフに移ろうとした時、「おまえ今POVないぞ」と、自らアラートが出る感覚が何度かあった。この感覚は初めてだった。おれのスタンドがこれだったら結構ありがたい
お客様の声
お客様から頂いた感想のなかで、思わずふふふとニヤついたものを3つだけ紹介させていただきたい。
「友達も面白かったっていってました」
「誘った友達、帰りに次回の予約してました笑」
「今度は友だちも誘って観に行きたいなとか、動画がアップされたらすぐにこれ素敵だったよと伝えたくなりました」
クォリティを担保できない即興芝居に友人を招くのはとてもハードルが高いと思う。僕だったらなかなかできない。だからこそありがたいなと思う。
なかには『why me?』を観る為だけに名古屋から日帰りでいらっしゃった方も。本当にありがたい。
その他
『why me?』では終演後に各お客様からタイトルを募り、観客から最も支持されたものを本タイトルとして採用するという超画期的なシステムを取り入れている。
70名=70点のタイトルからたった1つを決めるのだから、その可能性はなんと1.43%なのだが、今回のタイトルを考えてくださった方は前回(vol.10)のタイトル『オジドルのハードル』を付けた方と同じ方だった。
前回が81名だったので1.23%。
1.23%×1.43%=0.02%。
あなたは『why me?』に来ている場合ではない。まず宝くじを買うのです。
打ち上げ
初めて、一同全員で。
『why me?』のスタッフは全員、ぼくがやって欲しい事をプラスアルファで対応してくれる超優秀な人たち。各セクションでのこだわりや裏話などを、チャチャ入れながら楽しく聞く。
打ち上げ後、皆と離れて車で家まで帰る時にようやく終わった実感を持つ。
以上
ありがとうございました!