vol.10 HIMATSUBUSHI TIMES


『why me?』vol.10の基本情報


★キャスト★
長澤英知 &

★スタッフ★
ピアニスト Kevin McHugh
音響 鎌田 達弥
照明 中能 良(先週結婚式でした)
撮影 片岸 佑太
撮影 磯貝 幸毅
広報 / 受付 東峰 かおり
舞台監督 マナティ

★スペシャルサンクス★
ハンバーガー女子Eri さま
…宣伝コメントを頂きました

もりたカフェ さま
フローリスト大塚 さま
CAFEぐりーんおうる さま
Weber さま
…店頭にDMを置かせていただきました

さやぴあ さま
華子 さま
城所ゆう子 さま
山田由子 さま
…リハーサルにご協力いただきました

とくしまあこ さま
…影アナをご担当いただきました

 


長澤英知からのご挨拶


皆さんこんにちは 長澤です。
お忙しいなか『why me?』vol.10にご来場いただきまして誠にありがとうございます。

公演回数は2桁に乗ったものの、昔お客様の前で公言した2点の約束は恥ずかしながら未だ達成できておりません。

・2,000人のお客さんを集客
・『why me?』海外公演

『why me?』のクォリティを上げていく事に注力し続けてきたvol.1〜9でしたが、過去回を見返すとやはり自身の未熟さに赤面するばかり。
引き続きクォリティアップを行なっていく必要性を感じつつも、2つの約束を達成させるためにはそれだけでは足りないという事も痛感致しました。
認知を広げていく時期にきたのではないかという想いから、vol.10からは「why me? “season2“」と銘打たせていただき、新しい事に挑戦していく所存です。
(最下部に記載)

後述の柴田様も言及されていらっしゃいますが、即興芝居の認知度は日本国内においてまだまだ下の下。
クォリティにも満足できず認知度も低い現状ですが、これから気張っていくので見守っていただけると幸いです。

さて、話しは変わりますがこの前の月曜日は本日照明を担当してくれる中能良くんの結婚式でした。

中能くんはハード・ゲイに違いないと兼ねてより思っていた僕にしてみると、彼から結婚の報告を受けた事はまさに青天の霹靂でありました。
「ハード・ゲイの芸風でR-1への出場が決まった」と言われたほうがまだ納得できたでしょう。

そして大変恐縮ながら乾杯の音頭という大任も任せていただきました。
友への祝いの席。言いたい事は溢れるほど出てくるものの
「どうか1〜2分で頼むよ」
という良くんからの言葉がぼくに言葉を精査させます。

「なんとしても2分で収めなくてはならない…!」

たった120秒に ぼくの良くんへの気持ちを表現するのはそれはそれは至難の業でした。
伝えたい想いが溢れ過ぎて、どれほど省略や練習をしても6分を過ぎてしまうのです。
「良くんのハード・ゲイの一発芸を初めて見た時に、ぼくはコメディアンになる夢を諦めた」
という架空のエピソードを削除しても4分の壁を切る事ができません。

次第にぼくはこのような思考になっていきました。

「どうして4分間喋っちゃダメなんだろう…」

こうして4分間の壁を切れないまま、式当日を迎えました。
とはいえぼくだってもういい大人。
「必要最低限の事だけを話せば面白みには欠けるがギリ2分いけるな…」
と次善策の準備だけはしていました。

久しぶりに会った良くんは、
まるで童話に出てくる美しいお姫様のような方をお嫁さんにしていました。

そんな良くんのお嫁さんを見た瞬間ぼくの頭の中で華麗な三段論法(A=B、B=Cの場合、A=C)が組み立てられました。
A = 良くんのお嫁さん
B = 美人
C = 外見が綺麗だと内面も綺麗

つまり
「良くんのお嫁さんは美人だから内面もきっと綺麗なはずで、多少のルールを破っても怒られる事は無い」
という結論を導き出す事に成功したわけです。

怒られる事が無いとわかったぼくはそれはまるで鳥籠から放たれた鳩のよう。
それはそれは喋り倒しました。

6分を超えたあたりから良くんと良くんのお嫁さんの表情の雲行きが怪しくなり
8分を超えた頃には黒服の人に両脇を抱えられて式場から運び出されました。

その後、長澤の姿を見た者はいません。

 

スタッフの幸せをぼくは嬉しく感じます。
同様に、本日観客席にいらっしゃる方が喜んでくださる事もぼくにとって喜びとなります。
ぼく自身が少しでも喜べるよう、本日この時間が観客の皆様にとって少しでも充実した時間となりますよう努めさせていただきます。

season2の『why me?』もご愛顧・ご声援を頂戴できますと嬉しい限りでございます。


前回(vol.9)のゲスト・柴田様より
感想を頂きました


「知り合いのギタリストが演奏するから一緒に行かない?」と大学の友人に誘われ、久しぶりだし早めに会って美味しいハンバーガーでも食べながらおしゃべりして、それからコンサートに行こうか? ってことで行ったはずなのに…。
受付で少しでもご協力いただける方は黄色のシールをと言われたので、きっと「さあーみんなで一緒に歌いましょう!」とか音楽ゲームなんてするのかなと思って黄色いシールを貼っただけなのに…。

気づいてみたら、素敵な若者と舞台上でお芝居しているではありませんか?
私ののらりくらしとした日常とは真逆な状態に立たされているのです。
即興芝居? なんじゃそれ?
長〜い人生の中で初めて聞いた言葉でした。
舞台に乗ってからはその若者にされるがまま、まさにまな板の鯉でした。
お客様の笑い声だけを頼りに、役(ヨシコだったかな?)になりきることだけを考えていました。
他人になれるって快感! 勝手なこと言えて最高! 言葉に責任持たなくてもいいんだ!
思いつくままにしゃべれば、多分なんとかしてくれるはず。
こんな幸せなことないかもな〜って、思ってました。
だからストレスのいっぱい溜まってるサラリーマンの人には是非体験してほしいなって思ったりして。

本番が始まって長澤さんが入ってきた時に、
「あっ この人、私を奥さんか愛人に想定してるんだろうなー」って思ったので、それをなんとか茶化せないものかと考えていました。
実はその時 数日前に、義兄のお母様が亡くなられたことを思い出し、葬儀屋さんって意外とおもしろい人いるよなって、そうそう葬儀屋で行こうって思ったんです。で長澤さんの設定している状況をのらりくらりとはぐらかしてやれ〜とね。ただ事情のわからないお客様には分かっていただいておいた方が楽しくなりそうな気がして、スポットライト説明をしたんです(このシステムは最高でした)。頭の良いお客様たちはその設定をしっかり理解してくださったことを笑いで教えていただきました。

私の全ての勝手な言葉に完璧に反応し、形にしてくれる長澤さんは、反応も素早く、しょうもないギャクも目の端でしっかり見ていて突っ込んでくれて、勘がよすぎて驚きの連発でした。だたちょっと残念だったのは、「汚い姿のおねえでも、歌って踊れる素敵な人いるじゃない?」って言った時、もしかしたら歌って踊ってもらえるかな〜って少し期待してしまいました(すみません)。
台車を探すところでは「台車ないですか〜」と舞台袖に向かって叫んだら、バタバタと舞台の裏で走る音が聞こえてきて、あ〜スタッフの人たちもめちゃくちゃ頑張ってるんだなと、裏方さんいじりもやってしまいました(すみません)。で、、座椅子を持ってきてもらって、私的には大ウケだったのですが、長澤さんは「リアルで行こうー」って。まあそれも分かる、どっちも面白かったけど、お客様にはそのおかしさは伝わらなかったかな?
セリフが思い浮かばすに、途切れ途切れにしゃべると、楽器の人がピロピロ〜ん、とかジャジャンていう音で助けてくれて、あっこりゃ助かる間が持てたな〜って救われたりして。
一番すごかったのが、アフタートークの時お客様が、「あの設定はいつ考えたんですか?」とか、「葬儀屋だと明かしたシーンで一旦終わってもよかったのでは?」とかとか、ひゃ〜凄いそこまで深く見てくださっていたのか?とドキッとしました。無責任ババアが言いたい放題やったことを真摯な若者が包み込んで形にしてくれて、それをお客様がしっかり捉えてご覧になる! なんてこった、素晴らしすぎる。

さらにタイトルをたくさん出していただいて、どれもこれもしっかり的を射ていて、鳥肌が立ちました。
帰りにはホワイエでお客様から身に余るお言葉をたくさんいただいて、まるでボコボコにされたボクサーが観客の拍手で立ち上がるシーンのようで、涙がチョチョギレました。

ゼロから何かを作り上げるのは大変ですがものすごく価値のあることと思います、そして何がどうあれ続けることの素晴らしさ、そして仲間達がイキイキと手を取り合って楽しく活動する姿に、凄いパワーをいただきました。
これで100歳までのらりくらりと生きられそうです。

長澤さん、スタッフの皆さん、お客様、ありがとうございました。

 


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