リハーサル
本日、『why me?』vol.2に向けてのリハーサルであった。
今回も、協力者は初対面の方である。
結論としては、
・満足いく内容ができた
・が、30分間しか成立させられなかった
の2点。
“60分間ノンストップの即興芝居” と謳っている為、
30分間で終わってしまうとさすがにお客さんから「金返せ」と怒られるだろう。
本番まで残り2週間。
あと14日間は、この30分間の濃度のままどうすれば60分まで成立させるかを苦心する日々になりそうだ。
最悪、スローモーションで喋るしかない。
腹を括った。
新聞
本番まで残り2週間。
さすがに緊張感が増してきている。
夜も8時間ほどしか眠れず
食事も喉しか通らない日々だ。
本番に向けて日に日に事務的な作業に費やす時間が増えている。
今日は、当日お客様に配布する新聞のゲラが決定した。
この新聞は、
客入れ(開場してから本編が始まるまで)の45分間の間に読んでもらい本編への期待値を高めるアイテムであり、
加えて本番後の余韻に浸ってもらう為のものでもある。
ここ数日間は推敲を重ねる日々が続いた。
自分が言いたい事だけを書き記しても読者の共感は得られない。
かと言って読者にこびへつらう文章は逆に反感を生むだろう。
自分の伝えたい事や考えている事を伝えながらも読者に共感してもらうという絶妙なバランス感覚が、いつもこの新聞作成時には求められる。
こんなバランス感、ぼくと吉本ばなな先生以外で誰が持っているというのだ。
書いては読み、
読んでは修正し、
修正してはまた書き、
そうして出来上がったこの新聞を是非多くの方に読んでいただきたいと思う。
最悪、本編は見てくれなくてもいい。
新聞だけ読んで帰ってくれてもいい。
だから多くの人に劇場まで足を運んで欲しい。
学び
リハーサルのことに話を戻す。
リハーサル終了後、本日のゲストから「難しかった」というフィードバックがあった。
(もちろんこれもありがたいフィードバックだ)
「ゲストにストレスを与えたのであればそれは10:0で長澤に非がある」
と今までのぼくは思っていた。
ゲストを腫れ物に触るように接し、少しでもノンストレスでいていただきたいと思っていたのだが、今回は違っていた。
「舞台上のキャラクターには適度なストレスが無いと物語が成立しない」
という考えを持つようになったのだ。
もちろん物語が始まるまでは徹底的にゲストのケアは行う。
が、物語の登場人物に葛藤が生じなければそれは物語になりえないのだ。
そして葛藤にはストレスがつきまとう。
これもまた今回のリハーサルで学んだ事である。
リハーサルに付き合ってくださった方に本日も感謝だ。
当日劇場にお越しいただいたお客様と2人で行なう即興芝居
『why me?』vol.2まで
あと14日!!
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