【歌】

幼い頃、母が台所で料理をしながら「翼をください」を歌っていた。
耳で覚えたその歌を口遊むようになったのは、歌詞の内容を理解するよりずっと前であった。
この影響を受けてぼくは歌を、音楽を愛するようになる。
小学5年生の頃におたまじゃくしが読めずに挫折するまではその道に進もうと思っていたほどだ。
カラオケは苦手だが、一人で歌うのは好きである。

(余談だが、カラオケが苦手なのには理由がある。
高校生の頃に友人たちとカラオケに行き、みんながORANGE RANGEなどアップテンポの曲を歌っていた中、ぼく一人が平井堅のバラードを選曲し、絶妙な空気感にしてしまったのだ。部屋の電話で店員に「時間の短縮ってできます?」と確認したNを絶対に許さない。)