まだ新年気分


当日劇場にお越しいただいたお客様と長澤が行なう即興2人芝居
『why me?』

この作品のクォリティの維持は
実はスタッフの力に依るところが大きい。
一人一人が非常に優秀なスタッフであり
最悪長澤が存在しなくても成り立ちそうなほどである。

本日はそのスタッフの一人である、音響スタッフの兄(あに)ぃさんのお家へお邪魔した。
(※初対面の時より「兄ぃさんと呼んでください」と言われたので
ぼくは兄ぃさんの本名を知らない。
いや、この世の誰も知らない。知ったものは消される)

 


涙もろく情にもろい男


兄ぃさんは『why me?』vol.2の本番中に舞台袖でボロ泣きしてしまい、
スタッフワークを疎かにしてしまったほど涙もろい男である。

「最近とくに涙腺が弱くなってさ」と本人も言っており、
「えーそうなんですかー」と返すぼくの適当な相槌にもすでに目を潤ませていた。

駅から少し歩き、兄ぃさんの家へ行くと
そこにはお寿司とカニ鍋が用意されていた。
まるで実家である。
かたや、ぼくがお土産として持参したのはメロンパン。
明らかにバランスが取れていなかった。
「すみません」と謝るぼくを見つめる兄ぃさんの目はやはり潤んでいたが、
さすがにこの時ばかりは、悔しさのあまり血の涙が流れていた。

お酒とお鍋に舌鼓を打ちながら
ぼくらは親睦を深めた。
仕事のこと、『why me?』のこと、恋愛観。
さまざまなジャンルに話が及んだ。
「なんでいつも『why me?』の打ち上げ来てくれないんですか?」
とぼくの質問をきっかけに沈黙が挟まれるまでは非常に楽しい時間を過ごさせていただいた。

 


『why me?』における兄ぃさんのお仕事


『why me?』を行なう際、ぼくが兄ぃさんにお願いしている仕事は以下の3点である。
・本番前の劇場スタッフさんとの打ち合わせ
・本番の日の音響周り全て
・本番後のマイク音量の微調整

やる事が多い。
本番直前のリハーサルで決める内容もある。
しかもそれを長澤がうっかり守らずにいるケースもあった。
それでも怒鳴りもせず淡々と音響スタッフとしての役割をこなしてくれている。

「裏方」という言葉通り、
裏に徹して『why me?』を支えてくれている。
縁の下の力持ち的ポジション。
感謝。至高の感謝だ。

『why me?』vol.5が4月15日に上演される。
ピアニストや撮影、舞台監督や広報など、スタッフも徐々に決まっていっている。

音響スタッフを誰にするかそろそろ決める必要がありそうだ。

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