本番を終えて
『why me?』vol.5を終えて2週間が経つ。
この公演はアーカイブの販売を行なう事を決めた。
5回目の公演にしてようやく
作品のクォリティ的に
ひとまず満足ができた事が理由である。
足りないところはまだまだあるのだけれど。
過去4回の公演で学んだものを修正していった行為が結果として形に現れはじめているようである。
(もちろん過去4回ともに
舞台に立ってくださったゲストに非は全くなく
100%長澤の実力不足によるものである。
この部分だけは何度でもしつこいほどに言い続けたい)
現在、編集作業中である。
ゲストのブログ
ゲストとして舞台に立っていただいたフリハタさんが、
今回の経験をブログに挙げてくださった。
許可を頂いたのでこの場でシェアさせていただきたい。
↑こちらをクリックしてご一読ください。
この記事の中でぼくが印象に残っているのがこの一文である。
一緒にいた仲間のもとに戻ると、「涙が溢れてきた」と感想をもらって、正直、驚きました。「なぜ涙が出てきたの?」と聞くと、私と長澤さんの行った舞台、その内容が各々、それぞれの皆さんの心の中の「何か」に響いて、自分の環境にオーバーラップさせて、自分が感じたことを思って、それが涙につながっているということが分かりました。
これに関しては他の観客の方やスタッフからも頂く事が多々ある。
ぼくが過去即興コメディを定期的にしていた頃には、絶対に貰えなかった類の感想である。
ミーティング
しかしながら、である。
一昨日行なったスタッフミーティングでスタッフから投げられた質問がある。
「この『why me?』はどこがゴールなの?」
ぼくはこう答えた。
「映画『LIFE IS BEAUTIFUL』のようにしたい。観客の心に、レベルマックスの笑いと泣きを観客の中に同居させたい」
結局はシンプルに
「おもしろい作品を見た人に届けたい」
というのが自分の根っこにある事を再認識できた。
おもしろければいいのだ。
コメディでもホラーでもSFでも
おもしろければいい。
「自分が観客席に座っていたとして、その自分を満足させられるか」
という事だ。
ぼくはハッキリ言って性格が悪い。
基本的には物事を斜に構えて見る。
一番客席に座っていてほしくないタイプだ。
そいつを楽しませられればいいのだ。
と、自分の想いを言語化できて安心した後
ぼくの中である疑問が頭をもたげてきた。
「このスタッフ、どうしてミーティングに遅刻したくせにこんなに偉そうなんだろう…」