4月
4月になった。
桜が咲いたり散ったりする季節となった。
『why me?』vol.8 の予約もとうに開始している。
まだお買い求めいただいていない方は是非ご購入いただきたい。
占い
とある占いによると今年のぼくは12年に1度の強運の年になるらしい。
現時点で特に目立った動きはないが、年末あたりに油田でも掘り当てるのだろう。
明るい未来にここ最近のぼくの口角はあがりっぱなしである。
スパン
それにしても「12年に1度」とはなかなかのロングスパンだ。
小学校に入学する前に会った親戚の叔父さんと、
高校を卒業してから再開し
「おぉ、ひでとも。大きくなったなぁ」と言われる感覚に近いのだろう。
正直、覚えてないし気恥ずかしい。というか気まずい。
12年ぶりの幸福と再会する時、ぼくはうまく笑えるだろうか。
12年前の幸福
「12年ぶりの強運」という事は、同程度の強運を12年前に味わった事があるはずである。
24歳の頃のぼく。
大学を卒業し、スーパーと塾講師のバイトをしながらもインプロをやっていた頃だと思う。
友人たちがどんどんと結婚していき、結婚フィーバーだった。
祭りに乗り遅れてたまるかとすべての結婚式に出席したことで、当然ご祝儀代がかさんでいった。
バイトをしてもしても家計が楽にならず、自分の手をぢっと見る機会が増えた。
それを見ていた石川啄木が後年、あの有名な詩を残している。
(続く)