ワークショップ
「即興で2人芝居ができるようになるためのワークショップ」初級編。
即興芝居なんてやったことがないというメンバーも参加してくれている為、懇切丁寧にひとつひとつを伝える。
教えているのはぼくなのに、そのぼく自身が即興芝居の価値や興味深さを再発見するという非常にありがたい時間になっている。
どうして君が泣くのまだ僕も泣いていないのに状態である。
心技体というと大袈裟かもしれないしどの分野でも恐らくそうなのだろうが、高みにいくためにはこの3点すべてをレベルアップさせる道は不可避だろう。
即興芝居というのはメンタル面が直接芝居となって反映される。
ネガティブ、他責思考、諦めの早さ等、
即興芝居をする上で取り除いた方がベターであると考えられるものはある。
それらに気づき改善していくには日常生活から染み渡らせていくのが近道だ。
それを繰り返すうちに人としてレベルアップしていくのは自明の理。
「即興芝居をやると人としての器が大きくなる」というと少し怪しいセミナーの謳い文句のようだが実際にそうだ。
ペットボトルの蓋程度の器だったぼくが、湯呑みほどの大きさになれたのは即興芝居のおかげである。
これが「心」の部分である。
次いで「技」。テクニックの部分だ。
どういうわけか即興芝居の分野において、この「技術」というものを忌み嫌う人が一定数存在する。
(つづく)